【米国株】CRWDの4Q決算

今朝ほどCRWDの4Qの決算が出ました。

売上:152M(昨年同期比89%増)
粗利率:71%
純損失(GAAP):▲28M(前年同期▲31M)
FCF:50M(▲0.1M)
CASH:912M増

という結果となりました。
市場予想よりも良い決算結果となり、またガイダンスも良好なものとなりました。
それを受けて株価は時間外取引で約20%も上昇しております。

ガイダンスでもありましたが、コロナの影響は全くないようです。
ZOOM会議を使用し、顧客との商談数がむしろ増加している様子。
またリモートワークがセキュリティ需要を刺激している。

決算発表前の買いは控えているのですが、今回は流石に出遅れたなーと(;_;)。

株価的には大きく上げてきており、底値をつけた気がしますが今日と週明けは要注意。
またチビチビと買い増ししていこうと思いますが、50ドル以上だと買いづらいですよねぇ〜。
30ドル台でもっと買っておけばよかった!!!(チッキッショー!!!)

ツイッターで触れましたが、中国移動のチャートと違ってCRWDはしっかりと下げをこなした気がしています。
出来高はそこまで増えてはいませんが、ここから買い向かっていこうと思います。
そこから下げたら、必殺の株価見ないの術!!!、でのんびり。

CRWDについてはこの先数年間は売る必要がないと思っています、よっぽど急騰でもしなければ。
今回のコロナショックの際にも1株も売ってません、下げてた局面はしんどかったですが。。。

兎に角時代に則した、無くては困る、そしてクラウドを使うネット企業なら必要になるサービスだと思ってます。
まさにゴールドラッシュ時のジーパン屋さんやツルハシ屋さんの様な企業です。

※補足
 これまでインターネットのネットワーク構造は、データセンター内のラックに何台〜万台というサーバー・スイッチ類のエリア(プライベート)とインターネットの世界(グローバル)との結節点にチェックポイント社やシスコ社、フォーティネット社などのファイアウォールやIDS、IPSなどを設置し、不正アクセスの防御と検知を各契約企業が行っていました。

 しかし昨今、AWSやAzureに代表されるような企業向けクラウドサーバーのサービスが主流となり、ラック内に直接契約企業がアクセスすることがなくなりました(物理的にファイアウォール等を設置する事が出来なくなった)。各データセンター事業社はIXやピア先との出入口といった大元でのセキュリティチェックやフローチェック等はしているが、各インスタンス(仮想サーバーみたいもの)の契約にあたり、プライベートエリアのセキュリティは各社で防御することになっている(はず)。そうなった今、CRWDのサービス「Falcon」に注目が集まっている。

CRWDの優れた点は、、
・SaaSでの提供(ソフトの更新等の手間がユーザーは不要、手離れがいい。この点はかなりユーザーから好評のはず)
・導入の手軽さ(同上)
・能動的にセキュリティ対策をしてくれる(日々新たな攻撃手法が生まれる世界、プロアクティブに対策を打ってくれる)
・即時性(モニタリング力・対応力は世界1,2を争う力、サービスの種類の多様さ)
・ニーズの高まり(インターネットセキュリティに対する人々の意識の向上)

特にクラウドサーバーを各企業のサービス用だけでなく、社内サーバーなどを置く時代になってきている。
クラウドサーバーが各企業のインターネットゲートウェイとなっており、精度の高いセキュリティへのニーズが高まっている。

たぶん。
知らんけど。

【中国株】下げに備えよう

ちょっと前のブログにも書きましたが、中国株は米国や日本と比較して株価は大きく下げていません。
これは、コロナウイルス対策として経済を冷やさない!!という政府の行動が原因と思います。
財政政策や金融政策など、あらゆる手段を大胆に行える中国政府の強さに起因していると思います。

自分の欲しい株はこのコロナショック以降、下げるどころか上げてさえ銘柄もあります。
また市況株も活発になってきている印象です。

さー、このまま中国株でも買うか!!と思ったそこのアナタ!!
ここは決して買い場ではないと思います。

むしろ、近い将来の下げ(暴落まで行くかどうかは分かりません)に備えて、現金を確保するべき時期だと思います。

米国や日本だけでなく、欧州はじめ世界的に株価が低迷している中、1人中国だけが大きく下げてない点はやはり異質です。
政府の号令で恣意的に買いが入っているのは明白です。

この作られた株価維持がどこまでも続くとは思えません。
今はコロナが原因で株価が下がりました!!、、ってのが政府としては一番困ります。

この呪縛(??)がとけたとき、一気に調整が来る気がしています。

従って、いま利益が乗っているのあれば利確しておくべきだと思います。
長期保有だから少しくらいの調整は関係ない!!、という方でも利益分くらいは現金を確保してもいいと思います。

とにかく、この状況が継続して続くとは思えません。

いまは決して買い時ではなく、「売り時」だと思います。

嘲笑されるのを承知で書きます

昨晩のアメリカ市場(S&P500)でサーキットブレーカーが発動された。
7%の下落となり15分間の取引停止措置となった。
終わってみれば、ダウは2000ポイント以上、S&P500は200ポイント以上(それぞれ7%以上)の下げとなった。

これを受けてトランプ大統領はすかざず減税政策を打ち上げた。

それを受けた本日の日経平均は168円高(0.85%高)で引けた。
注目している銘柄はのきなみ3%〜7%以上の上げとなった。
日本政府の政策期待や日銀の出動(出来ることは限られてるが)を見越しての買いかと思われる。

暴落待ちだった自分としては、下げが続きそうにない雰囲気にちょっとガッカリ(複雑な心境)しつつ色々と考えていました。

その中で思ったことは、2008年のリーマン・ショックを大半の投資家が経験しており、そこから復活したイメージが強いのでは?という事です。
従って、今回のコロナウイルス騒動も一過性のもので、来年の今頃にはもう落ち着いてるのでは?という声が多い印象です。
株価は一定の調整の後に盛り返してきて、実際にアジア市場は全面的に上げています。

中でも中国市場については介入と思われる上げもありましたが、全面高の様相です(3/10 16時現在)。

さて、ダウやS&P500も十分に調整し、こっから上げていくだろう!!、という事で本日の両指数は上げてくると思われます。
各投資家は、各国政府の動きや他国の市場をみて買いに動きやすいのではないかと思います。

自分も実際は買いたくてウズウズしてました。
しかし、今日はともかくしばらくは我慢する予定です。

なぜなら?

多くの投資家は暴落に耐性が出来ているのでは?と考えているからです。

悲壮感がどことなく物足りません。
リーマン・ショックの時のあの時感じた恐ろしさが今回はまだ感じません。

なぜかと思ったら、やはり多くの投資家は一度リーマン・ショックという未曾有の大暴落を経験し、ある程度のショックにはどこか楽観的になっているのでは?と思うからです。
下げは買いだ!!チャンスだ!!というコメントがまだまだ散見されます、悲観どころか前向きなものが。

ここから仮に盛り返してきたとしても、こういう雰囲気の時はまたどこかで跳ね返される可能性が高いと考えています。

リーマン・ショックの時も暴落からの上げ、再度の下げと2番底の後3番底を形成してます。
リーマン・ショック後の最安値は3月に記録してます。

今回のコロナウイルス騒動が同様な下落幅や時間を掛けての底の形成をするかどうかは分かりません。
しかし、コロナウイルスの感染拡大や死者数の増減に注意しながら経過をみていくべきだと思います。

特に買い向かいたい投資家の皆さんは、買いは焦らず、こういう時こそ3回〜5回に分けて買い向かうべきでないでしょうか。
また米国については11月に大統領選挙がありますので、そこまで待つのも投資戦略としてはいいと思います。

こういう呑気な事を書くと、実際に明日から爆上げしたやないか!!買っとけや!!、って笑われる事もあるかもしれません。

それはそれで損をしてないなら喜ばしい事ですし、あくまでも個人的な考えです。

買うならどこか?!

6日の金曜日も世界的に株価は下落となり、また原油価格の下落、VIX指数は上昇し金融不安が膨らんでいます。
こんな時は冷静な対処として、下げたところを買い向かいたいところ。

もちろん底値なんていつかどこかは分かりませんので、どこかでエイやっ!!、と買わなけれなりません。
そうなった時に何を買うか?なんですが、まずは市場別に考えたいと思います。

まず結論から言うと、もし今月ないしは来月でエントリーするとするならば、その投資先は、

「米国市場」

が良いかと思っています。
※もちろん個別株をみた場合に一概には言えませんが、全体でみた時を言っています。

その理由としては、やはり下げ幅が大きいのが理由です。
日本市場も下げており注目ですが、米国株の方がより安心かと思っています。

香港株については大きく下げるどころか、政策期待などであげている株もチラホラみれるくらい強いです。
従っていまのところは香港株についてはノーチャンスかと思います。

じゃーどんな株がいいか?なんですが、やはり暴落時の買い先としてはディフェンス株の王道で「テック系」がいいと思います。
FBやMSFT、AMZN、APPLなどなどですね。
自分はCRWDの買い増しと新規買いを1つ2つ狙ってます。

S&P500の目標としては、2600〜2700ポイントを目安に考えていきたいなと思います。
1年間の安値圏を割ってしまう基準ですが、十分にありえる数字だと思っています。

兎に角、8日から夏時間となり寄りを見るのがちょっと楽になりましたし、明日からの相場に要注目してエントリーしていきたいと思います。

【2020年を考える】③中国編

このシリーズ最後となりました、中国編です。
中国・香港に関してもまず結論から言いますと、、、

2020年は戻りが大いに期待されます!!

あと天安門事件の再来による暴落はないと思ってます。
前回は青天の霹靂事件でしたが、今回は既知であること。
従い、ある程度は織り込まれています。

また先日合意がありましたが、貿易戦争の緩和もあり中国・香港の見直しが期待される年になります。
懸念されるのはパンデミック(新型コロナウィルス)です、これは注視が必要ですが、短期的には丁度いい調整になるのでは?と思います。

以上です!!

と、終わらせたいところですが今回も他の点についても一応見ていこうかと思います。

①香港デモについて
よくメディアでは天安門事件の再来か?!と言われてますが、この可能性は低いと思います。
そろそろ香港市民が疲弊してきて、デモ側との対立が激化or顕在化がされてくると思います。

②中米貿易戦争について
貿易戦争によって輸出が毀損されました。
中国は恐らく、SkinnerとNazak Nikakhtar がそれぞれ立案する安全保障と貿易政策によって苦しめられます。
中々の強権なお二方で、中国に対して強硬に出ています。
この問題が短期で終わらないという根拠はこの2人の政策です、手強い。

ちなみにこの2人は日本語で検索してもほとんど出てこないです。
参考)
https://www.washingtonexaminer.com/policy/defense-national-security/state-department-preparing-for-clash-of-civilizations-with-china
https://www.ft.com/content/0421d498-8002-11e9-b592-5fe435b57a3b

従ってこの問題は向こう10年は付き合っていく問題である、ということを理解しなければなりません。
かといって、必ずしも中米の株式市場に悲観的という訳ではありません。

③一帯一路の推進と金利
アジア諸国への大規模投資が始まっています。
先日もミャンマーからパイプラインを引くという記事がありましたね。
中国は引き続き大幅な政府支出を拡大していくと思います。
これにより、貿易戦争で棄損した需要を取り戻すのが目的です。

また中国の預金準備率はまだ13%もありますので、下げる余地があります。
金利も高水準にありますが注意点としては、借り手が少ない状態で下ればバブルを生じさせるだけです。
この点は要注意です。

余談ですが、デジタル人民元は一帯一路との親和性が非常に良いです。
偽札人民元への対抗策になるし、決済の簡略化、特に国や地域をまたいでの決済には非常に簡略化できます、Swiftも必要ない。

④中国版金融ビッグバン
きました、100%外資の金融機関の認可。
かつての日本の金融ビッグバンのような状況が予想されますが、ここは自分なりに要勉強な箇所です。

参考)https://finance.yahoo.com/news/chinas-44-trillion-market-opening-220000458.html

⑤注目イベント盛り沢山
・2021年:中国共産党結党100周年
・2022年:第20回共産党大会(政権交代?)
・2022年:北京冬季オリンピック

共産党体制が中国にとって間違いないんだ!!、と国内外にアピールが必要になります。
その前の年として2020年は、何がなんでも経済を低迷させるわけにはいきません。
そう考えると、一帯一路やその他経済政策の一層の前倒しや加速が予想されます。

ましてや失敗が許されません!!

また新長征宣言で、米国に負けへんで!!、と習近平から強烈なメッセージが発せられました。
21年に向けて米国に屈しない、という意志表明です。
これによりめっちゃ株式市場は混乱しましたけどね、、、ったく。。。

⑥政権
GDPの成長率を6%以下でもいい、という発表がありました。
習政権は成長時代で6%でオッケー、その後の政権(胡春華?)は5%成長といったところでしょうか。
日本のバブル時代は4%成長、お金が行き場を失い破裂しました。
中国もそういう運命を辿るのか。。。。
その様子を冷静にみながら、株式市場からの恩恵を最大限謳歌したいところです。

⑦その他指標
中国の新規ローンは順調に、安定的に成長しています。
所得の増加ペースも安定的、いずれ日本は抜かれます(沿海部については)。
上海上場企業のEPSは低位で安定している状態が5年間も継続、そりゃ株価は伸びない。
しかし、国営系の企業の整理・縮小が進んでおり民間が増えており、20or21年でトレンドが変わるかも。

以上です。

冒頭にも書きましたが、なんだかんだ調子が良いだろうと思わせてくれる中国の環境です。

【2020年を考える】②日本編

①2020年の日本株について

日本は現状、第二弾の補正予算待ちの状態ですね。
これといった材料もそれ以外になく、今年並みのパフォーマンスが予想されます。
米中貿易戦争やオリンピック後を考えると需要創出が必要だが、頼みは補正予算。
外国人観光客数の「伸び率」も既にピークアウト。
ここで減税すりゃーいいのに!!怒

ただリズム的には昨年末以降は上昇波動、1〜2年は継続しそう?

②為替について

ドル円については105円〜110円のボックスを抜ける様子はなさそう。

③雇用について

最低賃金はようやく1000円へ(アメリカは15ドル。。。)。
しかし最低賃金に貼り付いているのが現状でデフレ解消が中々進まない。

景気はジリジリ景気が継続。
富裕層は消費が伸び、低賃金層も賃金の大幅増加で消費量が増加。
しかし中間層は税金や社会保障などの負担増で消費を増やさない。
どの層をターゲットとしているか、選別時には重要なファクター。

以上です。

総じて言うとそんなに悪くはない。
ただ、景気を盛り上げるには補正予算やMMTなど需要を喚起する政策が必要ですね。

【2020年を考える】①米国編

春山さんのFBやブログを見ていれば十二分に網羅されています。
無駄にこのポストを読まなくても大丈夫です笑。

①2020年のアメリカ株について

結論から言いますと、、、

アメリカ株の好調は2020年も維持されます!!

以上です!!

②おまけ

(1)車・住宅・雇用について
 まず新車の販売台数については、好調を維持しております。
 これは19年単年だけでなく、80年からのデータで比較しても見て取れます。
 また極端に売れ過ぎ、という事もないので過熱感の心配もなさそう。

 住宅販売について。
 住宅販売は新築と中古に大きく分け、まずは新築について。
 新築は現在ジリ上げ中で、新築の販売数から戻ってくるので好調を維持。
 中古に関しては販売数が落ち着いてきており、要観察です。

 雇用について。
 雇用は絶好調ですね、全く問題無し。
 失業率が低下、平均時給が28ドル/時と好調です。
 これに引っ張られ好調なのが小売です、絶好調です。

(2)金利について
 19年に予防的な利下げを実施しましたので、20年は金利は維持されます。
 理由としては、欧州や日本がデフレを脱却していない現状、万が一なにかのキッカケで米国までもがデフレになっては大変で、世界恐慌になりかねない。
 かつては金利を下げるとインフレ懸念がありましたが、現状インフレは確認できてない。
 しかし注視は必要です。

 また金利が低すぎる時、バブルが発生します。
 金利は下げれませんので、実質的な量的緩和に10月から切替えました。
 これも株式市場にとってはプラスですね。

 ちなみに自分は米国ではバブルは起きていないと考えてます。
 バブルが破裂する、ということは今のところはあり得ないと思ってます、だってバブル状態じゃないから。
 
(3)米中貿易戦争について
 貿易戦争の大前提としては、10年ほどの期間で継続する問題です。
 従って、解決するようなことはありません。
 アメーリカのポチである日本ですら長期に渡り虐められていました。
 中国は日本の様に言うことを聞くような相手ではないので、長期化する問題です。

(4)大統領選挙について
 今年は大統領選挙の年ですが、これは不安定要素の1つです。
 また共和党大統領の4年目のパフォーマンスはこれまでは低かった。
 しかし、それでも10%以上の上昇(S&P500指数)はあるのではないか、と。

(5)その他
 イランの件は戦争はもちろん、大きな問題にはならないと思います。
 ドイチェバンクの破綻はありえません。
 注意する点の1つとして、製造業センチメントです。心配派が増えています。

③まとめ
 2020年の米国市場は好調が維持されます。 
 確かに2019年は結構な角度で上げていきました。
 それをみて割高かどうかはまた別の話で利益が伸びているのであれば株価が伸びるのは正常。

以上です。

【本】Netflix コンテンツ帝国の野望

この本は面白かったです。

ネトフリックス創業時から2010年辺りまでのNetflixの成り立ちがメイン。

面白いのは、ブロックバスターはじめ他のDVDレンタル会社やケーブルテレビ局との競争の部分でした。

これは一見の価値ありですね。

Netflix株を推奨するわけではありませんので、あしからず。

【本】ゴーン事件からフィンテックまで

読了しました。

ご自身の幅広い(広すぎる。。。)経験から、ゴーン事件の話からアメーリカの怖くて本当の話、そしてフィンテックもテーマとなってます。

最初はゴーン元CEOがなぜ逮捕されたのか、その容疑と検察の動き、果てはマネーロンダリングの仕組みを解説。
マネーロンダリングの説明や歴史解説、そしてそのレイヤー分けされた手法なども踏まえての説明もありました。

そして、「現役」時代のご自身の体験からくる「ブラックマネー」が「白く」なっていく仕組みと当時の銀行の姿など生々しい話もありました。

個人的に自分が楽しかったのは最後の章。
デジタルカレンシーの時代についての見解、AIと人間の戦いの行き着く場所、そして日本の銀行や中小企業の資金調達について納得しながら読み勧めました。

「お金」や「市場」に身を置くにあたり、現実世界の一端を知り、どんなに厳しい世界なのか再認識できました。

【CH】吉利汽車(175)の中間決算

吉利汽車の19年中間決算が出ました。
以下、サマリーです。

売上:47.55 billion(RMB)
利益:4.00 billion(RMB)
EPS:45.92 cents(RMB)
中間配当:なし

売上が対前年同期比でマイナス11%、利益が同対比でマイナス40%となりました。
また粗利率も20.2%から17.8%まで下がっています。

売上の下落に比べて利益の落ちが激しいことから、販売に苦戦している事が想像できます。
また、通年の販売予想台数も以前にマイナス10%の下方修正をしております(1.36million台)。

そんな中間決算の中で注目した事が2点ありました。

①輸出量の大幅増
2018年は8,699台だったのが、2019年は38,619台と4倍以上の伸びとなっています。
輸出国の詳細は確認できてませんが、この調子で伸びて行くと将来にも期待ができそうです。

②Lynk&Coブランドの販売台数の伸長
対前年比で21%の伸びとなりました。
販売台数は伸びましたが、利益は22%のマイナスです。
値引きが難しそうな高級路線でも販売に苦戦しているようです。

その他にもNEEVの販売数が伸びていたり、新ブランドの”Geometry”が立ち上がったり、各ブランドでの新製品が投入されていたりと注目すべき点がいくつもありました。
あとはこの機会に減価償却関係を増やして落としていますので、来年の今頃の利益は見かけ上増える可能性があります。

いずれにせよ中国経済が盛り返してくれれば、やはり期待が出来る銘柄だと思います。

10年後を楽しみにしたいですね。

※ソース:
https://www1.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/0821/ltn20190821063.pdf
https://www1.hkexnews.hk/listedco/listconews/sehk/2019/0821/ltn20190821119.pdf